光があってこそ
多くが見える
光なくして
何も見えない
そう
色もまた
光の仕業で
すべての色を持つ光は
すべての物に当たり
僕らが見えるその色だけ
その物体が跳ね返したと言われる
そう
虹が7色に輝くように
光の中には
すべての色があって
キミが着た赤いシャツは
赤だけを跳ね返し
他のすべての色を
吸収していると
現代では
24時間 光は身体から離れない
いつも
どこかで光は灯り
僕らはそこから逃れられない
もしも
それをするのならば
押入れにでも入り
遮る必要がある
長野の善光寺には
本堂の下に通路があって
お戒壇めぐりなる真っ暗闇
手探りで
階段を降り
ご本尊の真下を通り抜け
また階段を登り
世の中へと戻る
その真っ暗闇では
目をいっぱいに開いても
何ひとつ見えず
瞳孔は開いたまま
その途中にある
錠まいを探し当てられたならば
極楽浄土へと行けるそうだ
だから皆
必死になってあちこちを触りまくり
その錠前を探し出す
そんなフリをしながら
キャー! なんて女性の声も 笑
特に
酔っ払った団体さんたちは
いつも賑やか
そう
酔っ払らったフリして…
光あれば
影がある というのは
人生の中にも確かにあって
輝いて見える方ほど
その裏側には
それと同じだけの影もあると
そしてその影は
斜に構えるほど長く伸びて
そう
夕暮れ時の太陽のように
影は長くそこに伸び
いずれ日没と共に
暗闇と化す
そんなことなのだろう



