いや
始めたというよりも
ぱふの記録を残して置きたいと

スマホの中に残る
ぱふの動画を
どこかに移動させておかねばと

このスマホが壊れたら
すべてが無くなってしまうと思い
あれこれ考えた末
YouTubeを選んだわけで

ぱふ


すれば
どこからでも
いつでも会えると

でも
それには限界があり
もう増えることのないこの動画数は
100も投稿したら
それまでなわけで

でもそれで
長いことそこに残るはずだからと
今朝からせっせと投稿すると

あらま!
本日の限度に達したらしく
20本ほどで終了

なるほど
そういうことかと
ではまた明日に! って…


ぱふを失って
寂しくも1年を越し
また寒い冬が訪れた

リビングに備えた祭壇は
孫たちを預かった日に
悪戯されたくないと
僕の机に移した

この1年
多くを想い
多くを嘆き

そろそろ次の相棒を探そうかと
何度も思ったけれど
出会うことなく過ぎた時間は
それはもうないと悟ったようだ

仕方なくも
確かに軽くなって来た時間は
スピードを早めている

何かを手に入れると
何かを失わねばならない

何かを失なったならば
何かが手に入る

そんな
プラスマイナスゼロの法則は
確かにあって

孫と引き換えたようなと
ふと思ってもみると

特に下の孫息子は
不思議かな
初めから僕だけには
なついていて

それは更にエスカレートして
毎日毎日毎日…



そんな姿を見ていた娘は
ぱふの生まれ変わり? なんて

いや
わずか3ヶ月ほど
同じ時代に生きたから
生まれ変わりなはずはなく

ならば
乗り移ったかな? なんて
微笑んでいる

ならばと
お前 ぱふなの? と訊くと

首を縦に降り
あー と返事をするから面白い

更には
ぱふの祭壇の前では
ジーッとして
何かを呟いてもいる

でも
まさか
そんなはずはなく

でも
もしや? なんて
思ってみるから面白い


そうそう
元犬という落語があって
真っ白な犬は
次は人間に生まれ変われることに
なっていて

それでも



銀 と
4色だった毛並みのぱふは

生まれ変わる度に
1色づつ減らしても
真っ白になるには
3度の輪廻を繰り返さねばならず

まだまだ
人間には
先なようだけれどもね

それならば
次回は
3色で出会えるのかと
思ってもみるが

人間として出会う頃には
もう僕はいないだろう

すれば
その頃には
僕が犬で
ぱふが人間かと…  笑

この1年
命について思うことが増えて
虫1匹
命を奪うことなく生きた

それはあくまで

自分の中での勝手なルールで


それでも

ここまで辿り着いた命ならば

出来るだけ長生きせよと

虫たちにも微笑んみる


そんな
ことだよ ご同輩…