オジイちやんは69だった
本当の
オバアちゃんは37だったそうだ
そう
僕の中でのオバアちゃんは後妻で
97まで生きた
戸籍を見ると
更に前に
先妻がいて
尚も娘が2人いたことになっている
しかし
その先妻と娘2人までもが
若くして亡くなっていて
その次の
オヤジのお袋までも
流行り病で
37だったというから
オジイちゃんは
なんと壮絶な人生だったのかと
今更ながら思う
昨晩
そのオジイちゃんが夢に現れて
善次郎を旅すること
頼んだぞと微笑んだ
えっ? と問うと
私たちの時代には
車はなく
遥か遠くを追えなかったが
お前の時代なら
便も良くなり
存分に追えるだろう
お前が
興味を持つ頃を
そして
お前の還暦を待っていたと
更には
悪いが
時間を取る為に
いくつかの遊びを辞めて貰った
それから
ぱふも預かっている
この旅を終えた頃
また戻すから…
そんな言葉を告げて
微笑んで消えた
すると
直後に戻って
次は
岐阜へ行けと言う
えっ? と問う間に
すっと 消えてしまった
鐡五郎ジイちゃん
そういえば
先日の
旧中山道の和田宿に
鐡五郎商店なる店があったっけ
ああ
ジイちゃんと同じ名前だなあ
なんて思っただけで
通り過ぎたけれど
それとは関係ないだろうが
きっと
その先へも行けと言うことか
まさか
当時のように
江戸から京都までの
すべてを歩いてみるほど
時間はないけれど
時折
ピンポイントで歩いてみる
旧中山道
まだまだ
何か知らせたいことが
あるようだ






