優作さんを失って
長い時が過ぎた
本日は
その命日
元気だったならば
どんな作品を残したのだろうか
時折
通り掛かるその街道では
素通り出来ずにハンドルを切り
その巨大な山の霊園の
頂上付近まで駆け上がる
すれば
下界を見下ろすかのように
手入れをされたそこには
絶えることのない花と
絶えることのない酒とが並び
また
線香の代わりに
タバコもが煙る
そんな
優作さんらしい墓前では
いつも
1対1の時間となり
あの頃は良かったですねと
ひとり呟いてみる
お会いしたのは
たったの1度だけ
早朝の渋谷で
探偵物語の撮影中
背が高くて
手足が長くて
同性ながらうっとりした記憶
そんな
親父より下で
兄貴より上な
ちょいと斜に構えた先輩方は
僕らの歩く道を作ってくれた
あれから34年もが過ぎて
ショーケンまでもが居ない今日
戻らぬあの頃って時間を
振り返るばかり…
そして同日
ここもまた朝霞へと出掛けると
素通り出来ずな墓所
美奈子
早いもので18年
友達でした…




