秋の野山を歩くと
綺麗な紅葉に包まれる
見下ろせば
多くの葉が落ち葉となって
地面に敷き詰められている
その1枚1枚を見れば
なぜゆえ
こんな色彩に変わったのかと
不思議に思う
春に芽吹き
チラチラと輝く新芽を出し
夏を越し
秋から冬へと向かう中で
雨風の影響を受け
光の影響を受け
虫たちの影響をも受け
光合成を終え
エネルギーを蓄え
自らを守るが為に
サッと葉を落とす木々
やがて
それに覆い掛かる雪は
白一色となり
春先の雪解けの頃には
土へと還り始める
そしてまた
木々の栄養となり
転生する循環
僕たちは
その間に移り変わる景色を見上げて
綺麗だなあと感銘する
本日の
草津の林道にもまた
多くの落ち葉は綺麗な姿で並び
その1枚1枚を手に取り
シャッターに収め
ありがとうと言葉にして
土へと戻す
植物たちは
息吹く春よりも
枯れ落ちる秋の方が
美しいと思い始めたのは
僕もまた
そんな時分だからなのだろうか
輪廻転生
姿は変われど
エネルギーは
絶えることなく循環していて
地球から生まれ
育ち
枯れ
地球へと戻る
ならばその最期の瞬間には
精一杯
美しく輝きたいと思うのだろう
日本人で良かった
そうそう
日本一の紅葉と言われる
涸沢もまた
カラーフィルムが出来るまでは
どんなに
多くの絵描きさんたちが頑張っても
険しい道のりを登り
そこに辿り着いた者だけのもので
世の中に伝えられなかったそうで
それが
カラーフィルムの出現により
一般人たちにも届き
多くが目指すようになったと
そう
特にこの季節の山々は
その場に立ち
その場の空気感の中で
自分の目で見て頂きたいと…








