登山道を歩くと
多く方々とすれ違う
知らん顔などせず
こんにちは! と声を掛けると
こんにちは! と返って来る
団体さんなどは
先頭だけではなく
中ほどの方々にも
こんにちは! とするから
皆が笑顔で
こんにちは! と
こだまのように聞こえても来る
すれば
その方々の元気さも分かり
元気のなさそうな方には
大丈夫ですか? と声を掛けてみる
時折
そこそこ出来そうな方には
この先の情報などを尋ね
笑顔で周波数が合うと
立ち止まっての長話にもなり
山って良いな と再認識する
それでも
その方々の名前も聞くことなく
ではまた
どちらかで! と失礼する
その
またどちらかは
なかなか無いのだけれど
もしもそれが
叶ったならば
その時は友となるのだろう
今回は
上高地から
明神池まで1時間
そこから
徳沢まで更に1時間半
更に
テントを張った横尾まで2時間
それは皆
多くの方々と
途中で話し込んだから
でもそのおかげで
久々の山は
何度もの休憩が出来て
楽にもなった
キャンプ場では
隣のテントのご夫婦たち2組と
楽しい話題で花が咲き
ではまたどちらかで! と別れた
翌早朝
横尾を出て
目指した涸沢までは
これまた
そんなだから
4時間 掛かってしまった
しかして
それが返って良い休憩ともなって
久々の急勾配も
なんなく通過出来たのだろう
本来ならば
上高地から涸沢まで
一気に
登ってしまおうかと思っていたが
きっと
今の僕ならば
10時間掛かったかもしれない
横尾に掛かる
横尾大橋を渡れば
そこからは登山となり
午後2時以後は入れない
そう
夕暮れまでに
涸沢まで辿り着くように
時間設定がされている
闇は襲って来るだろう
野生動物もいるだろう
それよりも
足元の非常に悪い急な登り坂
誰でも行けるはずはなく
それでも行くならば
自分の足で歩かねばならない
山の上にも
同じだけ努力をした方々がいて
皆
達成感で笑顔で微笑んでいる
見事な景色の中
トラブルなどなく
どうぞどうぞと席を譲り合う
そこでも
同じテーブルとなった方々と
これまた山の話題は尽きず
長話となり
ではまた
どちらかで! と別れる
徳沢まで下山し
入った風呂でもまた
のぼせてしまうくらいの長話
あえて聞くことはしないが
北九州から
奥様の還暦祝いを兼ねてとのこと
そんな
わずかな話が嬉しくもなって
いつか本当に
再会出来ることを願いながら
次は
どこにしようかな?
山のシーズンも
最終章
尾瀬も来週末で
山小屋が閉まる
昨年は
その最終日に出掛け
有り難いことに晴れて
これまた見事な景色に酔った
さて
早めに帰宅した今日
ビッショ濡れのテントを
干さなくては…




