40年前は
ついこの間って感覚で
多くを語れるけれど

40年後は
僕も100歳を越え
すでにこの世にはなく
予測すら立たない



ちょうど40年前
バックトゥーザ・フューチャーが
封切られ
なんとなく未来を期待した

でも
その中での未来の年をも越し
振り返るだけの時が残った



この40年で
多くが変わり
僕ら世代はそれを
目の当たりにして来た

アナログはデジタルへ
ポケベルはスマホへ
1ドルは250円から100円となり
今また徐々に戻りつつある

中でも
インターネットの発達は
すべてに影響し
一瞬で地球の裏側まで
飛んで行く

ただし
時差を解決する方法はなく
真夜中に枕元で
裏側の友達からのベルが鳴る

すると
わずか40年
されど40年

想像を越えるほど
変わるはずの世の中

そう
40年前
誰か今を想像したろうか

手のひらの中の
小さな箱ひとつで
世界と繋がり
また
それに支配されてもいる

すでに
顔での認識
指紋に
静脈に
瞳にまでも

暗証番号すらも
不要となりつつある

言葉ですら
その小さな箱で
やりとり出来る時代

もう
ぶ厚い英和辞書なんて
持ち歩く必要もない



車は
すでに自動運転が近く
ならば
空を飛んでいるのだろうか

人類は
火星へ
木星へ 移住しているのだろうか


病を制圧して
命の時間は
100年を越えているのだろうか

しかし
心の病はどうだろうか


新たなエネルギーは
発見されただろうか

もしや
時空移動は?
ならば
過去へと戻りたい

未来は
今より良いのだろうか
今は
過去より
良いと言えるのだろうか

中国は
アメリカを抜き
繁栄と衰退とを繰り返し

それともまさか
バカな権力者たちが
核を使ってしまい
この星もろとも
消えてはいないだろうか

恐い…