あまり育ちが良くないせいか
大人になっても
贅沢な
高級店は
敷居が高く
敬遠などする今日この頃
安い居酒屋や
横丁のラーメン屋などの
場末感が好きで
旅先などでは
裏道をウロウロする
そう
若い頃の
カミさん選びには
まずはそこが譲れなくて
付き合い始めに
いきなりの
そんな店を連れ回し
様子をみたり
すると
なるほど
この価値観では
この先やって行けないと
即座に答えが出ることばかり
誇らしげに持つ
高級なブランド物は避け
無印でも
その質感を重視するのは
やはり
見せ掛けだけの美しさは不要
心が美しくなければ なんて
寝言を言いながら
辿り着く保証なき道を
長いこと探してたような
もちろん
こんな男
モテるはずはなく
これぞ! と思っても
返事は
ごめんなさい! ばかり
本家の長男
時代は変わり
僕の代で
西洋の血を混ぜようか なんて
思ったこともある
しかし
現実はやはり
この国の女性が最高峰で
やはり
見せ掛けの派手さよりも
清楚なアジアかと
生まれ育った価値観は
確かに擦り寄れるけれども
なかなか
その隙間は埋まらない
どちらかが無理して
そこへと寄り添うのならば
それは長くは続かず
さよなら ってことになる
振り返ると
裕福な家庭のお嬢様は
手強かったし
それから
学力の高い貴女も
話しは合わず
何もかもが
普通だったけれど
いつも笑顔で
外遊び好きの
貴女を選んだのは
そして
選んでくれたのは
この人生の中で
1番だったと思う
価値観とやらは
そんなことのようだ
さて
お互い
無事に還暦を越した
孫も出来た
僕よりも
長生きして欲しい
さて
子供たちは
どんなパートナーを選ぶのかと
楽しみにしていた
航空会社に勤める長女は
もしや
白人か?
貿易会社の次女も
外人か? なんて
ならばいっそ
ハワイ人で
ハレイワ辺りの… なんて
こっそり夢見てたこの男親
すると
我が家で育った価値観か
2人とも
普通の男を連れて来た
ただし
自分よりも背の高い
いつも笑顔で優しそうな男
180と170
185と165
ちょっと
デカめのカップルとなった
さて
今まだ独身の末の息子
どんな娘を連れて来るのだろうか
自分が良ければ
それで良し
白人でも
黒人でも
ハーフでも…
それでもきっと
僕と同じ
普通の
日本女性を選ぶのだろう
その昔
小泉八雲は言ったそうな
この国は長い歴史の中で
多くの素晴らしい物を生み出して来たが
その最高傑作は
この国の女性だと
しかし
それも昨今
こんな世の中
どれだけ
残っているのだろうか…
失礼


