この季節になると

毎日 メダカが
100匹づつ産まれている

すると
1ヶ月で3000匹

そして
この産卵のシーズン3ヶ月では
9000匹にもなる

そう
我が家の庭だけで
毎年毎年
それだけ産まれている



しかし
そのすべてが育つことはない
それが
自然のルールなのだろう

それでも
せっかく産まれた命
大人になれと加勢をするが
育ちなかばで
わずかに落ちる

そしてまた
その親たちも
わずか数年の命の時間

全うしてくれたならば
ありがとうと
褒めてもみる



そう
長い冬を我慢して越し
春を迎えた頃に
勢い良く泳ぎ周り
産卵の頃を迎える

すれば
その多くは
卵のまま食べられてしまうか
せっかく孵化しても
その瞬間に…

そんな光景から
やはり救いたくなるのが常

産んだ卵を見つけたならば
即座に別の容器に移し
安全を確保して
孵化する姿を楽しみに待つ

そんなだから
メダカの数は
数え切れないくらいに増え
数年に1度
どなたかにごっそり
お譲りするけれど

翌年

また増え始め

こんなに
どうするの? と訊かれても

それでも
命を守りたい

昨今話題の
価値あるメダカではなく
なんてことのない
普通のメダカ

だから
余計に手伝いたくもなるのは
僕たちもまた
特別ではなく
底辺でもがく
普通だから
なのかもしれない


特に

昨年末

ぱふを失ってから

命に向き合う気持ちが

更に深くなったようで


目の前の虫たち

歩く蟻たち


踏まぬようにと

奪わぬようにと

心する昨今


せっかく

ここまで辿り着いた命

長生きせよと

言葉を掛け

安全な場所へと

運ぶことばかり


命は

地球より重いと

どなたかが言ってたけれど


虫も

獣も

魚も

草も

木も


すべての命が

地球そのものなのだなあ