都合で
今年は1日早いが
あいつの墓前で手を合わせた

早いもので16年
元気だったら
58歳か

いつものバイク屋で
いつも会う
そんなバイクだけの仲間

なんだか気が合って
毎度
バイクでの旅の長話

最後に楽しく話し込んだのは
佐渡へ行こうと思うけれど
どう周れば良いかな?

佐渡は小さな島だから
バイクならどこからでも
楽しいと思うけれども
北西側が
北朝鮮側の海が
最も綺麗だよ なんて
アドバイスをしたっけ…

その夏
その旅を終えて戻り
楽しかったと話してくれた

それから
もうすぐ我が家が完成するんだと
カミさんの好みの家が
出来そうだと
嬉しそうだった

突然
訃報が舞い込んだのは
そんな日から
半月ほどの
16年前の7月20日の夜だった

数年前から
心臓を患って
ペースメーカーを付けた身体だった

なんでだよ! と
大きな声で泣き叫んだのを覚えてる

多くのバイク仲間たちに
見送られた42歳
神様なんて居ないと思った



あれから16年
奥様はその家でひとり暮らし
時折
墓参でお会いするけれど
彼の家には立ち寄れない

本日もまた
ちょいと仕事を抜け出して
次の世では
一緒にバイクで佐渡へと なんて
呟いてみる

僕はすでに
還暦の姿になったけれど
あいつは
今まだ42歳のまま
ここにいる

カンちゃん
またね…


早いもので
明日で
この20日で
没後50年だそうだ

ブルースリー

ガキの僕たちが
彼を知った時には
すでにこの世にいなかったから
多くのことが伝説となった

燃えよドラゴンが来て

それに熱狂して

次々と来た
ドラゴン映画

それでも
本物はやはり
ブルースリーのだけで
ジャッキーチェンですら
偽物に見えた

ガキの僕らはすぐに真似て
アチョー! なんて叫び
ヌンチャクを振り回した



50年

多くのイベントが
全世界で組まれ
また
ドラゴンブームがやって来るのだろう

僕もまた
黄色のトラックスーツを羽織り
ヌンチャクを構え
アチョー! って
叫んでみようか