数年前
ヌンチャクを買った

なぜ? って
そこに
ヌンチャクがあったから…



今年
7月20日の命日で
没後50年だそうだ

それを記念して
新宿ピカデリーでは
主演映画を
リバイバル上映すると言う



すでに我が家には
そのすべてのDVDがあり
いつでも観れるけれども
やはり
劇場の大画面で観たいものだ

そう
俳優ではあるが
本物の武闘家でもあり
挑発し挑戦して来る輩たちを
いとも簡単にのしたそうだ

更には
その治療費までも払ったそうで
本物中の本物だったのだろう



しかし
残念ながら若くして去り
僕たちが知った日には
すでにこの世にはいなかった

この国に
最初に来たのは
燃えよドラゴン で
ガキの僕らは
有楽町へと急いだ

観終わると
もう皆 リーに成り切っていて
アチョー! なんて叫んでたっけ

その後
次々と来たドラゴン映画も
リー以外のものは
全部 偽物に見えた

皆 急に身体を鍛え始め
ヌンチャクを手に入れ
振り回し
怪我をしたり させたり

そういうものは
いつの間にか身体に染み込んでいて
今でもヌンチャクさえあれば
どんな敵にも負けないとすら
思う還暦男  笑



燃えよドラゴンは
映画館で
22回観た


ドラゴン危機一発は
15回

ドラゴン怒りの鉄拳は
13回

死亡遊戯は
12回



ビデオなどない時代
でも
映画館は入れ替えなしで
朝から晩までいれた時代

不便さは
便利さでもあり
昭和は
やはり今より輝いていた

生きていたら
82歳
どんなになっていたか
分からないけれども
でも
そんなリーを観たくないだろう

ヒーローたちは
輝いた姿のまま消えるのが
宿命なのかもしれない

すれば
その後
永遠に残るのだろう


いつか
彼が眠るシアトルへ
手を合わせにと思いながら
時は過ぎ

一昨年
還暦を迎えた夏に
アメリカ全土に散らばった
友達たちを訪ね歩き
その途中で立ち寄ろうかと
たくらんでいたらこんな世の中



そうそう
シアトルには
あの頃憧れたセーラも眠っている

本気で友達になりたいと
横浜の山手辺りを
彷徨ったこともある



お会い出来たのは1度だけ
握手とサインと
わずかな会話とだけの
日本橋三越の屋上だったなあ



昨今
そんな振り返ることばかり
でも
多くの友達に囲まれて
楽しい若さだったと
今頃 感謝などして…