今年も
昨晩から
始まった お水取りの行事
本当は
すでに1ヶ月も前から
始まっているが
一般には
それを観ることは出来ない
なんと
1272回を数えるそうで
過去
戦があろうと
何事があろうと
途絶えることがなかった業
お水取り
それが昨今
コロナという時代により
危ぶまれながらも
続いて来た
そう
選ばれし練行衆たちの
ひとりでも欠けたならば
止まってしまう業
今年もそれが始まり
これからの14日間
無事にと
僧侶たちに願いを託す
そして僕は
わずかでも
迷惑を掛けてはならないと
ここ数年
出掛けることを避けて来た
そろそろ今年は! と
思っているが
いやまだ
ウイルスとの戦いは続いている
どうしたものかと
今まだ
迷ってもいる
1272回の内
僕はわずか
10回足らずのそこ
あと何度? って
カウントダウンはすでに
後半に差し掛かり
それもきっと
一族の中での役割かもで
もしかすると
多くの先祖の中のどなたかが
そっとDNAに残した記憶が
物好きな子孫の中で
破裂したかのような出来事
春まだ来 奈良
いつかの年は
雪舞う夜だった
いつかの年は
冷たい雨だった
いつかの年は
中へ 局へと案内されて
朝までそこで緊張していた
すべては
繋がっていて
そんな道先案内人が
先へ先へと
後ろ盾しながら背を押して来る
選ばれたかな?
この一族の中で
選ばれたよな
物好きだものな
そんなことを
痛感しながら
ならばこの役目 買って出ようと
見えない何者かに逆らうことなく
流され続けている今
今週末
何も障害を受けなければ
それはやはり運命と悟り
出掛けねばならない 奈良
すでに多くは備わっていて
何者かに
突然 遮られねば
この身はそこへと
向かわねばならない
東大寺
二月堂
お水取り
この国
最大の行事のようだ
ところが
昨晩
出掛けた方に訊くと
今年は
昨年より更に
入場の人数制限をしているらしく
そう
いつぞやかの年
出掛けてはみたものの
わずかに遅れ 入れず
遠くから
見えたような見えなかったような
そんなことがあった
宿まで取って
飛行機も取って置きながら
更には
この久々の花粉症
今年もまた
残念ながら
見送ることになりそうだ…



