あと 
ひと月ほど経てば
渓流の釣りも解禁となる

それではまだ寒いのでは?
って思うでしょうが

そう
まだまだ雪は残り
流れには雪代も入る

それでも我先にと
釣り師たちは解禁日に押し寄せる

ただし
その大半は皆
持ち去る方々で
解禁日に魚は激減してしまう

そんなことの繰り返しで
この国の渓流魚は絶えてしまった

そう
禁漁期間に渓流で繁殖することなく
解禁日直前に放流された魚たちが
わずかな時間そこで泳ぐだけ

釣りが楽しみならば
魚がいてこそな川

ならば
持ち去ることなく
リリースしたら
いつ来ても楽しめるはずなのに…

だから僕は
解禁日には行かず
運良く
いや知恵も良く
そこで釣られず
残った魚たちと勝負しようと
あれこれと頭をひねる

そんな楽しみは
生涯続くのだろう

釣りには
エサ釣り
ルアー釣り
テンカラ釣り
フライ釣りと
いくつかの種類があるが

フライフィッシング 以上はないと

強く思っている


フライマンたちは
禁漁となった秋からの夜長に
好みの洋酒をチビチビやりながら
春の里山を想像し
考えに考えぬいた毛針を巻く

以前は僕もそうだったけれど
すでに
早寝早起き

しかも
酒まで辞めてしまったから
そんな絵に描いたような
粋な大人の姿はない

秋の禁漁から半年
残った魚たちもまた
元気になったことだろうし

また多くの魚たちをも放流し
渓流は冷たく
雪解けと共に
春はやって来る



ならばそろそろ
毛針を投げるリハビリをしとかねば
更には
魚とのタイミングを… なんて
本日 
急に午前中が空きまして
出掛けてみた管理釣り場



以前
落語家の
昇也さんからのアドバイスで作った

遠くが見えるようにと
度入りの偏光サングラスに
近くも見えるようにと
老眼鏡は下がり

おかげで視力は
まだ大丈夫なようだ

更には
道具はすでに古く
30年も前のものばかり

それでも
当時の最高峰
今でもなお
調子良く馴染んでいる




あとは
この腕次第

そして
どれだけ魚の気持ちが理解出来たか




本日の釣果は
まずまず

もちろん
すべてリリース

魚たちだって知恵があるから
そうは何度も釣られない




特に
こうして毎日毎日
釣り師たちが入る池には
スレた魚たちばかりで

甘くみてると
1匹も釣れず
坊主にもなる

さて
道具も身体も準備は出来た
今年は
解禁日の翌週辺りに
出掛けてみようと思う



さて

春まだ来

明日はここも

雪だそうだ…