そろそろ身体を気遣ってか
ライブは早めの17時からとなって
僕らもまた急ぎ足

もちろん
週末なので
早めのスタートで結構だけれど
この時期の寒さは
年々 身に応える



武道館の中は

立ち見席まで追加され
熱気に溢れた超満員で
TシャツでOK

厚手のコートを脱いで
さあ
始まり始まり



のっけから
全員がスタンディングで
でもまだ
声援は閉ざされたまま

ファンたちもまた
同じだけ齢を重ね
バラードが流れると
静かに腰を下ろす

やっぱりここでなきゃ! って
聖地 武道館

年末にはここで締めて
年を越す

そんなことは
もう45年も続いていて
何度来たのだろう? と
数えてもみるが
正確には分からない


なんと

武道館は150回にもなったそうで

記念のグッズ販売もなされている


そう

確か前人未到の100回の時も

ここにこうして足を運び

喜んだ記憶



不思議かな
この玉ねぎのような球体は
どの席からも同じ距離感で見えて
会場全体が一体化する

この夏
新国立競技場へと出掛けてみたのは
五輪では入れなかかったから



ここ数年は特に
あと何度? なんて問いながらの
ライブ

50周年を迎えた

73歳のスーパースターは
相変わらず元気ではあるが
老いてからの引退などせず
どこかでさっとキリを付けるのだろう

ならば
キャロルからの僕たちは
その最後をも
見届けねばならない

そう
初めて生の永ちゃんを観たのは
中学の頃
キャロルのラストライブだった

雨の中の野音
恐い先輩たちに連れ出されたガキは
アメ横で買ったばかりの革ジャンを大事そうに羽織り

周囲のイカついた連中に
巻き込まれないようにと
大人しくしていた記憶

その斜に構えた先輩たちは
太く短く生きて
すでにこの世にはなく
今更ながら
その恩返しにもと
こうして今年も武道館にいる

時間とは
運命とは
言葉とは
感情とは

戻らない
戻せない

今を生きるしか
出来ないのだろう



さて
エンプティぎみだった心は
わずかながら充電出来た
これで
年末までは大丈夫だろう



さて

来週末はもう クリスマス


サンタは

何かを

届けてくれるのだろうか…