齢を取ると
あと何度
桜を観れるのかと
そう思うそうだ
僕もすでに
還暦を越え
もちろん
桜をとも思うけれど
それ以上に
何度の夏を とも思う
思い出の多くは
やはり夏にあって
そこには
多くの仲間たちの姿が現れる
もちろん
楽しかったことばかりではなく
失うこともまた
哀しみの多くを占める
しかして
この8月 って季節には
良い思い出などなく
大抵
7月 夏の始まりに
掴み掛けたあれこれを
夏の終わりを待たずして
この8月に失って来た
そう
竹内まりやの
September まで
もたなかったわけで…
さて
昨晩もまた
毎月の自由が丘
僕たちの歌姫は
益々 輝きを増し
同じ時代を
同じ価値観で過ごし
そして待った 待てた
僕たちオジさんたちを魅了する
夏も終盤
そろそろ陰り出した暑さは
わずかにこの旧式の身体に
優しくもなったけれど
振り返ることは
やはり 夏って季節ばかりで
物語の多くは
やはり夏から始まるのだろう
そして
その夏の終わりと共に
冷え込む心もあって
刻まれた傷は
いつまでも消えないのかもしれない
悪いのはいつも男で
守り切れなかったものを
運命だと片付ける
次へと移れば
一瞬 忘れたはずが
ふとしたことで
また舞い戻る
綾小路きみまろさんが言う
あれから40年
すでに
ワクワクする夏は
もうここにはなく…
なんて思っていたら
4年前
突然
僕たちの前に舞い戻った歌姫で
僕たちは
再び あの頃の熱さを
取り戻せたと…
昨晩
リクエストしたアンコール曲
八月のフィナーレ を聴きながら
来年の夏は… なんて
わずかに思いながら…

