善次郎たちが
中山道を
歩いた頃から160年
本来ならば
同じように
京都まで歩いてみたいが
なかなか
そんな時間は取れないでいる
その子孫は今
空調の効いた車という産物で
快適に同じ道を進む
道沿いの風景は変われど
山の姿はあの頃のままだろうと
善次郎と同じはずの場所から
妙義山を眺めてもみると
一瞬
時代は幕末に戻され
ワラジ姿の自分を想像し苦笑い
わずか160年
これだけの進化を遂げたならば
更に160年も経つと
いったいどんな風景に
変わっているのだろう?
車は
空を飛んでいるのかもしれない
人は
テレポートにより
一瞬で移動出来るのかもしれない
未来は
今より
遥かに良いと
どなたかが言ってたけれど
益々 キナ臭くなる世の中
人間は居るのだろうか?
地球は在るのだろうか?
お血脈
さて
そんな下道をてくてくと走り
6時間掛けて辿り着いた善光寺
目的は お血脈
人間
大事に生きたとしても
わずかに100年
そう
たったの 36500日
ならば
そろそろ準備せねばと
若い頃
ヤンチャした仲間たちへと
お血脈をプレゼント
これさえ手に入れたならば
罪状は全て消滅し
皆
極楽へと… って代物
僕はもう
すでに10年前に頂いているから
極楽へは予約済み
ならば
皆
揃って極楽へなんて
願いながら
お血脈
本当は
もっと
沢山頂きたかったけれど
お納め料は
あの頃の 倍
極楽へのパスポートも
値上げの時代なのだなあ
それよりも
まずは
生き方を正さねば…




