社会へと出て
すぐに
あれもこれもと
1番お世話になった方
この方がいなかったら
今の僕はいない
そんな大事な方を失って
早いもんで16年
都合で数日 早いけれど
今年もまた
春がやって来たような陽気
昨年
並んだ齢
今月
とうとう越してしまうと思うと
感慨深くもなりまして
墓前であれからのことを
ひとり呟いてみるけれど
戻る答えがあるはずはなく
それでも
良き理解者だったから
きっと届いているだろうと
持参した八海山で
献杯などしてみる
本当のことは
今も知らされてないけれども
最後にお会いした時
明日から検査入院だから
連絡はこちらからすると…
その後
連絡はなく
どうしたものかと思っていると
翌月
その奥様から
すでに身内だけで終えたとの訃報
そーっと いなくなりたいと…
それが遺言だったらしい
なんだよそれ!
ずるいよそれ!
酒は百薬の長ではない!
酒は命を削るカンナ!
酒で壊した身体と思っているが
それでもこうして
毎年 酒を持参してみる
お元気ならば 76歳
また
次の世でもと 願いながら…


