特に男たちには
物を集める癖があって

価値ある物から
つまらぬ物まで…

もちろん
僕にもそんな癖はあって
こんな物持ってる? なんて訊かれたら
あるよ なんて答えられるかも…

それは
時折 引っ張り出して
確認するだけの物ばかりだけれど

わずかでも
ストレスを減らしてくれるから
無理しても欲しくなる










しかして
あれもこれもと欲張って
ここに集めたところで
それらはいずれまた
世の中へと戻さねばならない

そう
すべてのコレクションは
自分のわずかな時間だけ
レンタルしているのだ

もちろんそれらの一部は家宝となり
長年そこにあろうけれど
それですら
いずれどなたかに渡り
価値によっては美術館などに
収められることにもなる

そんなことの繰り返しで
真新しい限定品は
いずれお宝と呼ばれる古物にもなり

受け継いだ価値の分からない
子孫でもいたら
あっけなく
世の中に戻されるのだろう

あと10年ほど
そう古希くらいまで
楽しませて頂いたならば
自らの手で
世の中に戻そうかと思う