僕らのホーム
駒込落語会のオバさん席亭は
時折
龍が見えた なんて笑うけれど…

雲を見れば 龍
神社でも 龍
写真を撮れば 龍

しかも
神社の神主さんには
あなた 凄いですね
龍が… なんて

僕らには
何も見えないし
何も感じない

しかし
確かに普通の人とは違って
オーラがあると言うか
人々を集めると言うか

まあ
それよりも
噺家よりも面白い… 笑

なんせ
お客の多くは
噺家観たさではなく
席亭に会いに… なんて
そんな人柄

僕もまたそのひとりで
誰が出るかではなく
その日
都合が付くかで
出掛けることばかり

もしかすると
本当に龍がついていて
若手の噺家や
僕ら舎弟たちを引き寄せ
守っているのかもしれない

そんなことを
なんとなく思いながらの落語会

そう
世に出る前の若手たちを呼び
加勢し
売れると手を離す

だから
おそらく
世に出た噺家たちの多くは…

あの
伯山ですら
売れない時期をここで…

なのに
席亭は
売れたらそれで良い
後は自分でと
手放してしまう



昨今
妻に龍がつきまして なんて
本が売れてるそうだ

はてさて
本当はわからないけれど
いずれにせよ
ツキというものがあるのならば
わずかでも
すがりたいと思うのが本音

僕ら舎弟たちは
彼らの売れて行く姿を
ライブで見届けて
なるほどと
笑顔になれたらそれで良い

現在 多くの若手が
その席亭から出される
無理無難な課題に
切磋琢磨する小さな寄席

さあ
次は
誰かな…



そうそう
我が家にも
その龍がいる

人々を引き寄せる力があるのか
ぱふ
もしやお前にも 龍が?…

散歩に出れば
あちこちから
あら!
まあ! なんて
近づいて来る方々

しかしそれは
オバさま方ばかり

そろそろ
綺麗な
お姉さま方だと
僕も嬉しいんだけれど… なんて