小三治師匠が去って
多くを思い出す
毎度の寄席では
そりゃあ長いマクラ話
マクラ1時間半も喋って
落語はわずか数分なんて…
でも客は
それが聴きたいわけだから
なんともタダモノではない
それでも
大物感はさほどなく
なぜか
時間を無視して話しまくる
独演会ならまだしも
一門会だと
弟子たちの時間まで
すっかり食い潰す始末
それでも客は
笑って満足するから
やはり国宝
大物なのだろう
だってだって
一門会のロビーでは
弟子の
一琴さん 三三さんたちが
小三治グッズの売り子だから
ファンはそこへと群がり
グッズは即完売ともなる
若い頃は
大型のバイクを乗り回し
寄席へもバイクで現れた姿
先端を走っていた姿は
やはりカッコ良く
あの頃
偶然どちらかのサービスエリアで
ご一緒出来た記憶は
今頃になって嬉しさを増す
それが
50歳で
突然のリュウマチなる病で
降りることとなった寂しさは
今
僕も左腕の不調で降りた気持ちと
わずかに重なって
それでも
師匠より10年長く乗れたなどと
自分の中で
もう少し乗りたい心を押さえ込む今日
ただし
ここ数年の晩年は
具合の悪そうな身体にムチ打って
返って頑固にも見えたから
一切 近づくことなく
客席で観ていたけれど…
噂で聞いた
孫弟子への破門には
やはり
その孫弟子を応援していた中で
納得いかず離れた矢先
訃報が届いた
ありがとうございました
次の世では
バイク仲間として
一緒に北海道を周りましょう


