茅ケ崎を後にすると
北鎌倉へと…

いつの頃からか
自分の中に
そんな道のりが出来ていて




駅を降りると
いつものラーメン屋
大陸でのタンメンと餃子

そう
いつぞやか
ジョーさんにご馳走になった味

ここはまさに
キタナトランで
ハエは飛び
入り口は開けっ放し

テーブルが3つ
カウンターが6席の
地元の小さな町のラーメン屋

でもでも
素通り出来ず味を懐かしむ



本日の目的は墓参ではなく
海蔵寺

でも
海蔵寺が目当てではなく
そのお寺を通り抜けた先のお宅

なのに相変わらずその先に
一般は立ち入ることは出来ず
毎度
養老先生が歩いていないかと
ぶらりする





最後にお会いしたのは
一昨年の春
早稲田でのニックさんとの講演会

その後
ニックさんは先立ち
養老先生も体調を崩し入院してしまった

直後 こんな世の中
いつかまた
どちらかでお会い出来るだろうと
思っていたけれど
なかなかそのタイミングはなく
今となってしまった

そう
今また お会いしておきたい方

まさか
ご自宅へと出向くわけには行かず
偶然で結構と
近くをぶらついてみる



海蔵寺への参道で
ちょっと話し掛けてみた
ご近所のおばあちゃんは
昨年末
愛猫のまるを失って
先生 肩を落としているはずよ と言葉をくれた

もちろん
本日 お会い出来たはずはなく
それでも
不思議かな
電池切れの身体は
またフル充電に戻ったかのようで

開高さんの齢を越してしまった
この身体も 
もう少しやれるかもと
晴れた気分で帰宅する


人生は短い
あまりにも短い

やっと
あれこれが分かり出した頃
もう ゴールが見え隠れ始める

還暦という
最大の節目を越して
多くの柵から抜け出せた

ならば
ここからは周囲に遠慮することなく
自分に正直に生きてみようと思う

人々は
この世とさよならする寸前に
多くを後悔するのだそうだ

だから
その後悔を
1つでも減らしたいと
こうして動き回る


さて
そろそろまた
アメリカへの渡航が出来るそうだ

会っておかねばならない
懐かしい笑顔たちに
会いに行こうかと思いながら…