毎月の自由が丘は
まるで会員制の秘密クラブのような
選ばれしファンたちの場で
それも
少しづつ知れ渡り
わずかに新たな顔も見掛け始めた
こんな世の中でなければ
きっと大きなキャパは埋まり
立見すら出るのだろうけれど
そうなることを願いながらも
やはり
今の心地良さをも
僕らは手放したくはない
そう
応援するからには
復活したからには
もちろんまた
大いに世の中に出て欲しい
けれども
すればまた遠ざかるかのような
そんな寂しさもあるわけで…
とある若手の噺家は
急激に売れて
現在
チケットが取れなくもなった
すると
売れる前から応援して来た僕らは
なーんだ!
そーゆーことか! と
諦めるどころか
アンチにも回りかねない
それを回避させようと
当初からのファンへは
毎月
ごく少人数でナイショの会を
提供し続けてもいる
すると
僕らは特別感の中で
更に応援へと回る
そう
恩を義理を
大事にする気遣いが出来るから
売れたのだ
昨今
それを無視して
天狗になる若手が多い
そんなことは
世間もお見通しで
僕らが去る前に 周囲も去る
ほら
わずかに売れ始めたけれど
ほら
最近見掛けない若手
いるでしょ
失礼〜

