月に1度の自由が丘は
まるで会員制の
選ばれし方々だけの
シークレットのようなライブ

そう
いつもの笑顔たちが
いつも通りに集まって
その歌姫に酔う



昨夜もまた
その会場には
同じ顔ぶれが集まり
こんな世の中にあっても
安心感のある知った仲での時間

35年もの
長い季節を待った僕らへの
この ご褒美な空間は
夕子さんを独占出来たかのような
幸福感に包まれ

なんだか
誇らしくもあり
なんだか
申し訳なくもある

そう
こんな世の中
全国のここへと集まれない方々にも
今を
この瞬間を
届けてあげられないのだろうかと…

すると
いずれ世の中が戻って
また 
大きな会場でとも思うけれども

その時には
今の近さから
遠ざかってしまうような
そんな寂しさにも
僕らはなるのだろう

ファン心理というのもまた
熱いわりに
ガラスのように繊細でもあり

こんなに近い
奇跡のような今が
やはり幸せで
もう手放さないと皆
思っているのだろう

そう
いつまでも僕らの前で
美しく
華やかに
歌っていて欲しい


そうそう
なかなかバイクを降りる決断が
出来ずにいたけれども
やっとその決断が出来たのは
夕子さんの

それは
次回ではなくて
もう今のような気がしませんか…
の一言だった

そう
無事でなくては
ここに来れないから…

感謝