巷では
バイク
カワサキ
ハーレー なんて騒いでるけれど
すべては
四半世紀前に
突然 起こった免許改正が発端
それまでは
400ccまでの
中型免許は取れても
それ以上の
いわゆる750ccに乗るが為の
限定解除なんてことは
とても難しい時代だった
そう
若者の大半は
18で車の免許を手にすると
バイクを手放し
彼女と車に なんて
ハーレーに憧れても
東大に入るより難しいと言われた
限定解除
ならば
簡単に取れるはずもなく
入り口にたどり着く前に諦めた頃
もちろん
ガソリンをがぶ飲みするアメ車同様
ハーレーが売れるはずはなく
困ったアメリカから
なんとかしろ! と鶴の一声
仕方なく国は
それを認め
教習所で簡単にくれるように
そう
わずか1週間も通えば
買える免許に化けた
僕らはちょうど
その渦の真っ只中にいて
高校の1つ上の先輩の
夏休み前生まれまでは
そんな中型限定などなかったはずが
真っ先にその限定を食らった世代だから
400ccで我慢したわけで
しかし
今思うならば
きっとその限定がなかったならば
今 僕らは
無事ではなかったのかもれないけれど…
いずれにせよ
その限定を突破するのは
困難極まりなく
毎度 試験場へと出掛けても
合格者なし どころか
鬼のような教官たち
ヘルメットの持ち方
ブーツの履き方
歩き方までも
わずかに斜に構えた雰囲気だけで
試験もさせて貰えず
また
バイクに乗れたとしても
完走すら出来なかった
おかげで
すでに関東では取れないと
地方の身内を頼って住所を移し
やっとこさ取れたみたいな時代
それが
今は
1週間で
買える
貰えるわけだから…
おかげで
バイクへと舞い戻る中年たち
ハーレーに乗れるならばと
あの頃の憧れを取り戻しに…
それでも
そろそろそれも尽きて来て
新たな若者たちは
バイクはもちろん
車さえ要らないと言う
そう
今 バイクに跨ってるのは
皆 オヤジたちなのだ
ヘルメットを脱がねば
分からない姿
多少の物は
カネで解決出来る立場
そんなことで
今
わずかな時間
賑わっているけれども
あと
せいぜい10年だろう
そんな僕ですら
すでに還暦
10年もしたら
古希だから
まさかそこまでは
跨っちゃいない
記憶では
親父は
50でバイクを降りた
60で射撃を辞めた
でも
60でスキーを始めた
孫と一緒に滑りたいと
ならば
孫が出来た今
そろそろ僕も
年貢を収めねばならないのだろう
そしたら
次は
何をしよう?
孫と一緒に
何をしよう?
大抵のことは
すでにやってはいるけれど
それが決まるまで…
でね
憧れたはずのハーレーだって
所詮 アメ車
高価なわりに
壊れる 壊れる
心が熱くなってる時は良いけれど
やはり飽きっぽい日本人
ある時期が来ると
や〜めた! ってことになる
すると
そこで降りてしまう者
違うバイクを探す者
昨今では
それが多くなって
その受け皿がBMWとなって
そう
良い齢をしたオヤジたちは
ガキと同じバイクには乗りたくないと
国産に戻らず
最後の悪あがき
しかも
うすらデカイやつならば
昨日今日の腕には手強過ぎて
手が出せないだろう
なんて見栄を張る
そのひとりが
僕ってわけだ 笑
それもそろそろ
最終章
怪我せん内にと
カミさんは呟く…

