早いもので
もうすぐ10年
立川流も節目を迎える
しかし
こんな世の中
今まだ何事も起こらないのだろう
僕らファンは
家元を失って
次は誰かと探すことなく
膨大に残した映像で
今まだ誰も追い付けないことを
確認などする
時代がどれだけ過ぎても
今後 どんな噺家が現れても
僕の中では
変わることなく1等賞
立川談志
師匠は
若い頃から
落語とは
業の肯定だと説いていて
まさにその通り
人間の弱さや愚かさを
すべて認めたうえで
人間らしさを描き出すことこそが
落語であると…
自分のすべてをさらけ出し
カッコ良い姿も
カッコ悪い姿も
気取らず隠さず
観せてくれた
晩年
弟子に
志の輔に
敵わない部分も
飾らず
思いのまま
さらけ出した師匠
やはり
誰も談志を抜くことは出来ない
談志の高座の強敵は誰でもない
自分の残した芸である
そう
評論家は書いたようだ
もしも
最後まで志ん朝がいたら
なんて
いつも思うけれども
表と裏ほど違う芸風は
好きも嫌いも
見事に白黒 別れる
ただし
志ん朝好きは
談志がダメでも
談志好きは
志ん朝も好きだから
面白い
もちろん
僕はその後者で
でも
もしもの弟子入りだったら
どちらでもなく
林家だったかもね 笑

