季節が過ぎて
そろそろ
命の時間が訪れたメダカたちを
花壇に埋葬する際に
ありがとな
次は綺麗な花となって
観せてくれ
そして
次の世でも会おう なんて
声を掛ける
すると
こちらの勝手な解釈で
こちらこそ ありがとう なんて
聞こえた気がするから不思議だ
まさに 諸行無常
すべてのものは移り変わり
生まれては消滅する運命を繰り返す
そして 六道輪廻
僕は
次は人間ではなく メダカかもしれない
さっき埋葬したメダカ
もしや以前は 人間だったのかもしれない
しかも
前世の因縁
知人だったかも… なんても
そう
今を正しく生きねば
やがて行く道も
戻り道とはならないのだろう
その時には
この世で出会った多くの者たちが
きっと笑顔で迎えに来て
そっちではなく
こっちだよ と
道案内をしてくれたら嬉しい
遅かったなと
あいつらは笑ってくれるだろう
わずかに早いねと
100まで生きたバアちゃんは
手招きしてくれるだろう
そして僕は
出来るならばまた
この世での因縁を背負って
次の世でもと願うのだろう
その時には
メダカたちも
犬たちも
仲間たちも
家族たちも
同じ器の中でと
同じ人間でと
今 頼みながら…
人生は
絵を描くようなものだと言う
これで終わりと思えば完成
まだまだ
書き足すと思えば終わりなき
全部 塗り潰して
上塗りしようと思えば
第二の人生
ただし
最初に与えられたキャンバスは
変更出来ない
途中で
黒く塗り潰すのも自分
白で白紙へと誤魔化すのも自分
破り捨てるのもまた自分
前世がきっと虫だった僕には
人間1度目の僕には
今回
綺麗な絵は描けなかったけれど
次回
2度目のチャンスを頂けたならば
きっと
綺麗な花咲く野山を
描くことが出来るのだろう

