昨年
開催出来なかったそれが
今年
開催されるとのこと

それだけで嬉しくて
何事があっても行く! と
早朝からの急ぎ足

七夕と言うのに
朝から悪天候

これじゃあ
今年も
僕ら老いた彦星たちは
憧れた織姫に会えないよと
わずかに嘆きながら



そう
7月7日は僕らの織姫の誕生日
そして
バースデーライブなのだ

舞い降りた自由が丘の駅は
若者たちで賑わっており
人々を避けながらの会場への道は
すでに慣れた道

間違うことなく辿り着くと
すでに先輩方が並んでいて
なんだか嬉しくなった



平日といえど
案の定の満席となり
さあさあさあ
ここからが楽しみな時間

会う度に増す美しさは
もしやまた
遠ざかってしまうのか と
思わせるけれど

衰えるどころか
伸びる歌声は
僕ら老いた彦星たちを
身震いさせる



特に今年は
こんな世の中で迎えた
我が身の還暦
聞こえぬカウントダウンは始まり

いつまで?
いや
これから
そう
ここから

なんて言葉が
心の中で揺れ動く

いつもと違うセットリストは
夢のような時間となり
老いた彦星たちは
リセット出来た心で
また
いつもの日常へと舞い戻る

夕子さんは
この世の中
お誘いは出来ませんが
また来月もここで
歌っておりますと微笑む

僕たちは
もちろん という言葉を呟く

モノクロに曇りかけた人生の終盤に
彩りは更に増したようだ