さて
面倒な世の中にあっても
夏はまたやって来るわけで
子供たちも巣立ち
家族で出掛けることもなく
それでも遊び道具だけは残り
年に1度
その点検にと引っ張り出す
すでにそれらの道具は古く
最新型のようなわけにはいかないけれど
今更 新調するほどの需要もなく
それでもまた出掛ける日を楽しみに
手入れをして待つ
外遊びに連れ回した子供たちは
今 自分の家族を持ち
その家族と外遊びを楽しむ
育て方は間違ってなかったなどと
今頃 僕らは
いずれ受け渡す道具たちを整備しながら
多くの季節を振り返る
季節は来るべき時に来て
するべきことをし
去るべき時に去る
短いこの人生もまた
そうなのかもしれないと
わずかに寂しくも思いながら…






