アマチュア無線の免許を取ったのは
小学校5年生の時
当時
マンガ雑誌にアマチュア無線のコマーシャルが
沢山載っていて
全国の
世界の仲間たちと通信しよう!
みたいな…
早速
参考書と問題集を取り寄せ
夢中になった記憶
そんな頃
同じクラスの田中くんもまた
同じことを考えていて
ならばと
田中くんの家へと押し掛けては
そんな話題で遊んだもんで
2人とも
勉強は出来ずとも
遊びとならば一生懸命で
なんとか手にした免許
すると
次は局の免許を取らねばならず
それには
無線機を買わねばならず
小遣いをかき集め
向かった秋葉原
欲しい無線機は
いや
買える無線機は
もうこれしかなくて
ナショナルのRJX-601
50MHzで
固定でも ハンディでも使える
便利なもの
早速
迷惑そうな巨大なアンテナを
屋根の上に張り
ローテーターでぐるぐる回し
夜な夜な あちらこちらに向けて
ハローCQ なんて…
AMとFMとしかなかったけれど
その
わずか3ワットのパワーでありながら
夏場の空に
Eスポなる電離層が出ると
北海道でも沖縄でも
遥か彼方の方々とも交信出来た
それで物足りなくもなると
大きなパワーを出すHF帯の無線機が欲しくもなり
真夜中に出来ない英語を
丸読みしながら
海外へと発信した時代
そんな頃は
すぐに過ぎて
飽きっぽいのか
物好きなのか
中学で終わってしまった
その後
長い時が過ぎ
バイクでの会話で使うこともあったけれど
今では
携帯は発達し
Bluetoothでも十分な時代
すでに
無線機は手元にはなく
もう使わないと
もう不要だと
そんなことすら思わなかった今日
立ち寄った本屋さんで
目に飛び込んで来た無線の雑誌
その表紙に
なんと懐かしい僕らのと同じ無線機が写っていて
50年も前のあの頃に
引き戻され懐かしんだわけで
それよりも
田中くん
どうしてるかなあ と
また会って
あの頃って話をしたいなあ と
50年は
早かったなあ と…


