願いを解く
社寺仏閣で
神様に願うだけでは
いけないんだそうですよ
そう
願ったことが叶ったならば
その願い
解きにも伺う必要があると…
息子が
大学1年の終わりに
単位不足で進級出来ないとの通知が届き
慌てて
大学の寮の息子へと連絡を問うけれども
連絡取れずにバックれてた息子
そう
出来の悪さゆえ
スポーツ枠で
アメフトで入れてもらった大学
しかし
入学早々の4月
練習中に大怪我を負い
救急車で運ばれ 入院手術
こんな時
文系なら楽だったのに
理系なんて選んだから
実験実習には出られず
案の定 単位不足
それでも
松葉杖で授業に出るけれど
次の授業の教室まで間に合わない
足の遅さ
補習を受け
追試を受け
レポートを出し…
それでも間に合わなかったのか
進級出来ない旨の通知が届いた
それでも
事情が事情な為
なんとかならないかと
部からも掛け合ってくれて…
ならば
僕も頼んでみようかと
学問の神様へと 神頼み
早朝の羽田で飛び乗り
福岡へと Go!
そこから電車で太宰府へ
そう
まだ飛梅が咲いているかと
期待などしながら…
駅からの道は賑わっていて
参道を歩き
鳥居をくぐり
赤い橋を3本渡り
牛の像を横目に
梅は桜は 綺麗に咲けど
飛梅は早咲きの為 散ってしまっていて
時遅しかと
一瞬 息子の進級を諦めた感
それでも
願いは掛けねばと
カクカクシカジカでと 手を合わせた
その後は
さださんの歌のように
お石の茶屋へ寄って
梅ヶ枝餅を食べて…
まあ
ようするに
太宰府天満宮に行きたかっただけ… 笑
帰宅した翌日
連絡が取れなかった息子から連絡が入り
進級出来たよと!
まさか! と思ったけれど
ヨカヨカ と喜んだ
足首の脱臼骨折とやらは
厄介な怪我で
その1年後
金具を取る手術をし
リハビリを終えると4年生になっていたわけで
スポーツで入れてもらった大学なのに
なんとその3年間
試合どころか
リハビリとマネージャー業とで過ごしたことは
ツライ時間であったとも思う
まあ
怪我をしなかったとしても
おそらく3年生までは
大して試合には出られなかっただろうから
それもまた良い経験だったかとも思う
アメフトとは
まこと危険なスポーツで
全員が怪我をする
全員が骨折をする
全員が手術をする
そう
いつもみんな 怪我だらけ…
それでも
その道 それ以上の魔力に引き寄せられ
逃れることは出来ないらしい
まあ
これでなんとか
2年生になれたわけだけれど
なんとそれは
4年生の卒業までも付き纏い
就活を終えながらも
卒業が怪しいなどと 言いやがった
解かなかった願いは
どうやらそれまで残っていたらしく
追伸にレポートに…で
なんとか卒業出来たから
そろそろ
その願い 解きに伺わねばならない
なんて思って
今年もまた
飛梅の咲く頃を目指していたけれども
すでに何年もが過ぎ
こんな世の中 まだその願いは残っている
さて
その願いを解きに伺う時には
次は
そろそろ良き嫁をと 願ってもみるかな…




