安政2年 と言えば
1856年 幕末

そう
黒船が来た頃 
江戸で大地震があった頃
桜田門外ノ変…

そして
渋沢栄一の時代



本日
ういろうを届けに実家へと戻ると
お前に見せたい物があると
お袋が出して来た掛け軸

父の父の父
そう
ひいお爺ちゃんの物

なんとなく聞いてはいたけれど
刀鍛冶であったそうで
それを献上した時の物

お爺ちゃんの時代は鍛冶屋となり
毎日 トンチンカンしてた記憶

年に1度
フイゴ祭りなる物があり
その時に飾った物だと
親父の記憶





御知行所
内藤外記様 献上

刀棒鞘 ニ尺五寸
脇差棒鞘 一尺五寸

お寺に過去帳はあるが
10代前までは辿れるけれど
その先の物は乱雑となり
読めないと…

実家の仏壇には
数多くの位牌があり
墓地には
朽ちて読めない墓石が並ぶ

10年前
墓を綺麗に直したけれど
いったいここに
どれだけの先祖が入っているのだろうと 

感慨深くなった

本家の長男
3代前ですら
この程度しか分からずな今

そう
お爺ちゃんは
白黒の写真で微笑んでいるけれど

ひい爺ちゃんは
顔も分からない

ところが
僕らはもうカラー写真どころか
動き回る映像が残るのだろう

そう
この姿 この声 
ハイビジョンで
子孫たちへと残るのだろう

すると
あまりにも具体的過ぎて
神にも
仏にも
なれないのかもしれない



そうそう

昭和の頃に役所から

ご寄付頂けないかと

言われたことがあるそうだ


いつかこの掛け軸

鑑定団にでも出してみたい… なんて