ガキの頃の憧れは
還暦になった今ですら
さほど変わらずここにあって
当時
同居していた伯父の部屋から
流れて来た
平山三紀さんの 真夏の出来事
これはなんだ? と忍び込んで
見たそのレコードジャケットの美しさ
これが初めての年上の女性への
憧れだったのかもしれない
それから
それからと
年上を追い掛けると
外見ではなく
心あるような方へと
確かに心移って行った
すると
或る日 飛び込んで来た
心地良い歌
これなに?
これ誰? って
探してみると
あれ? 男? なんて
ところが
その
オーバーオールを羽織った歌手は
なんと女性で
イルカ っていう名前にまた
驚いた
それから
ずーっと イルカはここにいて
理想の女性像なわけだ
そう
現実には
あまり綺麗だと心配だからなんて
失礼を言いながら…
そう
カミさんにならば
普通で
健康で
明るくて
穏やかに が…
そして
同じくらいの価値観と
他人をも思える優しさ が…
すると
サラダの国から来た娘 のような…

