身体は
立場は
仕方なくも変わったけれど

心持ちは
16あたりから
大して変わらずここにある

そう
更に多くを思うのならば
子供を授かる直前の
28あたりのままなような

自由でいれた頃を過ぎ
自分だけの身体ではなくなったことに気づき

しまった! と思うが
後戻りはなく

その一方通行の道は
直後から霧掛かり先は見えず

手探りで歩いて来た道を振り返ってはみても
その道はすでに姿もなく

50を越えたあたりから
その道は急な登り坂となって

また
緩やかな流れだったはずの
そのエスカレーターは
突如 その流れが早まり

逆戻りしたいと
その流れに逆らってエスカレーターを降る足を
あざ笑うかのように上へ上へと
運びつつある今日

ならばと
その流れに逆らうことを辞め
そのエスカレーターに佇むと
突然 その流れは穏やかに戻り

まあ 落ち着けと
その道案内人は微笑んで

ようこそ 還暦へ
良くぞ ご無事で などと
赤いチャンチャンコを羽織らせる

そんなもん いるか! と
投げ捨てても
それはすでに羽織らされていて

似合うじゃないですか! などと
その案内人は微笑んで
ではと
その先の道のドアを開け手招きをする


これで
まずは アガリです

これから先は
また 
フリダシからの人生となります

ただし
多くの坂がございます

上り坂
下り坂
それから
特にご注意願いたいのは
ま 坂

そう
まさか! って坂は
突然 目の前を遮る坂ですので

お気をつけて
そして
お元気で

次は
90でお会いしましょう なんて
右の頬だけで笑って消えた

ってことは

90は来るのか? と問う間もなく

姿を消した今朝

不思議かな
なんだか
そんな夢を見た…



そうそう思い出した

ちょうどここに越した頃

そう

この家を買った 30の頃

こんな夢があったような

次は60で だなんて…


そう

20代は激しく生きたから

腹膜炎の破裂 

結石 怪我 

入院 手術

それから ホールドアップ…

4度もヤバかったからか?


健康

安全

安定だけを願いながら…