兄貴より上で
親父より下な…
そう
10〜20 上な方々が
今 いなくなる寂しさ
世相は安定し始めて
それでもマナーやルールは
まだ確立せず
ちょうど
好き勝手出来た時代の先輩の
更にその上の方々
僕らが物心付いた時には
もう大人だった方々
近くでは
数年前の ゴローさん
一昨年の ショーケン
昨年は ニックさん
今年は ナタリードロン…
すると
僕らの多くも
あと 10〜20年かと
軽くなった時間を
おおよそ数えてもみる
若い頃の
そう 今から10年前
更に
20年前を振り返ってもみると
まだ
ついこの間だったみたいな
子育てで奮闘していた時間は
あっという間に過ぎて
気が付けば
子供たちは親離れしたけれど
親たちの中では
子離れが出来ずに戸惑う
カミさんと出会い
家族を持ち
わずか30数年
一代は確かに30年サイクルと聞くが
それが我が身の現実に訪れると
もうそんな時分かと
あまりの速さと
あまりの短さとに 震えもする
老兵はただ去るのみ なのだろうか
人間たちの寿命は
確かに伸びたけれど
死亡率は100%
どんなにお偉いさんでも
どんなにカネを積んだとしても
時間は待ってはくれず
間違いなく100年で
世の中のすべてが入れ替わる
先輩たちは
どう想い
どう立ち向かい
どう対処したのだろうか
止まらない時間と戦ったのだろうか
老いる身体にムチ打ったのだろうか
それとも
反旗を翻すことなく
流れにすべてを任せたのだろうか
病とは
戦ったのだろうか
寄り添ったのだろうか
生きた証を残したのだろうか
名を残すことなく
その時代に消えることを選んだのだろうか
ジタバタすることなく
微笑んでみせたのだろうか
残す言葉と
残さず自分の中でだけ処理した言葉とを
分けたのだろうか
10人10色
この世は
楽しかったのだろうか
楽しめたのだろうか
最期に笑えたのだろうか…

