吉永小百合さんにお会いするには
どうしたら良いのだろう? なんて
思うことがある

矢沢永吉さんには?
長嶋茂雄さんには?… なんても

強い願いは叶うと言うけれども
はてさて
なかなか
そうはさせてはもらえない

いっそ
自分も有名人になってしまえば!  なんて思うけれども

そんなことはとても無理だし
また なりたくもない



それでも
時間は待ってはくれず
会いたかった ナタリードロンは
もういない

パリに行けば
きっと会えると信じていたけれども
パリよりも
アメリカ好きになってしまったから 

結局行きそびれてしまった

ならば
アメリカで誰に会えたのか
と言われると
まだ誰にも会えていない

アメリカを目指した1番の理由は
カレンカーペンターに会いたかったから

そう

カーペンターズに

イーグルスに

リンダロンシュタッドに… な
70年代のカリフォルニアに行きたかった

けれど間に合わず
83年になってしまった

そう
まさに彼女が亡くなった年
間に合わなかった後悔

ならばとすぐに
いつか観たディズニーランドの
スモールワールドに佇んだっけ…



ちょうど時代は大きく変わり始め
マイケルは踊り
マドンナは妖艶に
シンディは陽気に飛び跳ね
カーマカメレオンはMTVから流れ



禁煙運動は益々盛んとなり

アメリカで辞めたタバコ


ロス疑惑は更に深くもなって
疑惑の男が背負うハンティングワールドのカバンばかりが目立ち

1ドルは250円もして
それでもこの国で買うより
憧れたメイドインUSAは安くて

それから…
それから…



そう
ちょうど夕子さんが僕らの前から消えた頃
後押ししたのは
彼女の曲
カリフォルニアトラベル

🎵 オレンジいっぱい 両手に抱えて 

 ここはロサンゼルス 🎵 なんて歌詞



おかげで青い瞳の
沢山の友達が出来た

おかげで
アメリカは近くなった

その後も
1週間も時間あらば
すぐに成田から飛んだ

でもそれも
独り者だった時にだけ

そして
長い永い時間が過ぎて
気が付けばもう 還暦

昨年の夏
長い休暇を取って
あの頃の友達たちを訪ね
アメリカ全土を巡ろうかと思っていたら 

こんな世の中

多くのものは奪われて
多くのことは止まってしまった

あの頃
僕らが憧れたアメリカも
今はもうない

いや
あの頃

僕らが憧れたのはアメリカではなく
カリフォルニアだったのだ…


すでに

長い距離の飛行機が

億劫にもなってしまった身体


そして

今頃

この国を旅してないことにも気づいた


ヨーロッパはもう

観なくても良いと思っている

けれども

アメリカにだけは戻らねばとも思う


沢山の友達がまだ

こちらを向いて微笑んでくれているから…



カリフォルニアトラベル

いや

トラベルより 

トラブルばかりだったけれど

まだまだ それらを跳ね返す力と

無謀さがあったなあ