こんな世の中
ライブの終わりに
お誘い致しませんが
来月もまた
ここで歌っております と
夕子さんは笑顔で微笑む
僕たちは
口にせずとも
もちろん と心の中で呟く
毎月の自由が丘が
すでに日常になりつつある今日
老いた彦星たちは
その毎月の七夕での織姫に
皆 嬉しそうな顔となる
不思議かな
これほど月日が経ったのに
1ミリも錆びていない曲
そして声
それどころか
美しさは増して
その妖艶さに心奪われる
今頃 届いたこのご褒美は
想いと共に待った時間だけ
それぞれの中で価値を増す
貴女に会えて良かった
貴女を待てて良かった



