ジョンのミュージアムが閉鎖されて
10年
そこにあったはずのあれこれに
再会出来た先日
ゆっくりと時間を掛け
会場を廻る中で
おや
あの手鏡が
こちらを向いているじゃないか!
ならばと
覗き込んでみると
自分の姿が映る角度となっていて
思わず パチリ!
鏡というものは
そこにあるものを
そのままの姿で映す
鏡がなかった時代には
生涯 自分の姿を見ることは
出来なかったはずで
特に
古くからそこに固定されていた鏡の前に立つと
そう
先日の万平ホテルのような
歴史ある場所の壁に固定されてた鏡の前に立つと
今 この瞬間だけは
この僕が映っているけれども
過去に於いて
様々な著名人や
訳ありな方々や
平和な家族… などが
時には 笑って
時には 戯けて
時には 怒って
時には 泣いて… なんて
この鏡は
多くを見て来たのだろうな と
想像しただけで
感慨深くもなる
そして
童話の世界のように
必要とあらば
その鏡の中から
必要な過去を取り出して
振り返ることも出来る…なんて
To Beautiful Yoko . I Love You . John . 2.18.74 と
反転に書き添えられた
その手鏡もまた
様々な風景を映し出して来たはずで
46年前
笑顔で発注したジョンの姿
受けた鏡店の店員
贈られたヨーコの笑顔
2人並んだ愛の姿
涙した40年前の出来事
取材を受けた方々
ミュージアムに駆け付けた多くの方々…
そして今
六本木の会場で
自分を映してみた 僕
更には
この先の未来にも
多くの方々が映されて行くのだろう
昨今
車のバックミラーは
鏡ではなくデジタル化され
モニターに変わりつつある
いずれ
車からバックミラーなる鏡は
無くなるのだろう
ならば
今後は壁掛けの鏡もまた
モニター化され
反転の姿ではなく
そのまま他人が見る姿へと変わって行くのだろう
すれば
そのデジタル化の段階で
わずかに画像処理などして
少し若返った姿や
希望するあれこれの処理もまた
簡単に出来るだろうから
童話のように
鏡よ鏡よ鏡さん… なんて
問うこともなく
気持ちをアップさせてくれるのだろう
手鏡
持ってますか?
自分の ですか?
どなたから
贈られたものですか?
それは
大切な方からでしたか?
そこには
愛がありましたね!
そのとき
笑顔でしたよね!
忘れてしまいましたか?
忘れたはずはないですよね?
あの日
笑顔を映した鏡の所へ
戻ってみませんか?









