奥会津から
長く細く曲がりくねった峠道を
西へ50Kmほど走ると
大きな湖が見えて来る
途中
逸れることも出来ない
ひたすら走るだけの
長く険しいその道は
対向車もほとんどなく
ひとり2時間ほど 異邦人と化す
時折 出迎えてくれるのは
猿や 鹿や 鳥たち だけで
こんな場所で
故障でもしたら
大変なことになると
わずかに車を気遣う運転となる
絶景はあれど
その不安の中から生還すると
見えて来るはずの賑やかさは一切なく
閉じてしまった土産物店
撤去してしまった観光案内所…と
かつて
そこで見た多く記憶は消え去ってしまった










