毎度
泉岳寺まで来ると
わずかに足を伸ばしても
会いたい方の元へと急ぎ足



高橋吾郎

表参道のゴローズは
相変わらず大混雑

買った瞬間
価値は跳ね上がり
高額な取引にもなると
無い物ねだりの連中が並ぶ


風の街




しかし
ゴローさんのいないゴローズなんて
偽物だと思いながらも
ブランド化されてしまった現在

時を越えた若者たちが
更にそれを伝説だと讃えるけれど

ゴローさんが作った物以外
価値はないと
当時を懐かしみながら
苦言する中年男




ならば
ここだけは誰にも知られることなく
当時を知る者だけの場所であって欲しいと
願いながら…



隣で戯れる ぱふ
ゴローさんと同じ犬が
欲しかったから…