インターネットの発達により
出会うはずもなかった方々が
出会う日常

手元の
薄っぺらな箱の
わずかなボタンを押すだけで
ハロー! って
地球の裏側の笑顔を確認出来る時代

しかも
それは無料のテレビ電話となって
世界は近くなった



今日 届いたキミからの手紙は
1週間も前のキミの気持ちで
すぐに折り返した僕の気持ちが
キミへと届くのは
更に1週間後

日々 移り変わる若さの心では
顔の見えない虚さは
信頼していたはずの心を揺さぶり
遠ざかってしまった時代

国際電話は
すぐに聖徳太子が飛んだ時代に
すがれるものは 
手紙だけだったよね

そう
それでも
やはり時代の渦に呑み込まれた
さよなら ってこと
運命と片付けた
縁がなかったと諦めた

待ち人来らず
ちょっとしたトラブルで
待ち合わせに遅れ
駅の伝言板へと書いた文字も
誰かの悪戯で消され

それもまた
仕方なく
別れる運命だったと片付けた 心

それが今では 約束などせずとも
いや
出会う必要もない連中とも
出会ってしまう
厄介な時代

あの頃
重かった約束事は

こんなにも軽くなって

便利さと
引き換えてしまった
言葉 一言の重さ

翻訳機により
言葉の壁は薄くもなり
人々は行き交い
いずれ多くの血は混ざり
お互いを理解出来る世の中も来るのだろう

しかして
大切に思う心は
この国からも
薄らいでしまうのだろう

日本人が素晴らしかったのは
男が偉かったからではなく
男を立てる女がいたからで

おだてに乗って
その女を守れる男がいたからで
守り通せる力があったからで




帰化したばかりの 小泉八雲は
言ったそうだ

この国は妖精たちが住む国だと
そしてその妖精たちが作る製品は
いずれ世界を占めると

更には
この国が作り上げた最高傑作は
この国の女性だと

ところが
世界を占める頃には
その妖精たちは
日本人の姿をした西洋人へと
変わってしまうのだろうと…


そろそろ
日本を取り戻そう…