今朝
夢に あいつが出て来て
何も言わなかったけれど
何か言いたかったみたいで

もしや
呼ばれたかな? ってわけで
ちょいと回り込んでみた 墓前

花よりダンゴ
好きだった酒を置き
呼んだか? と訊いても
何も返っては来ないけれど

ありがとな
寂しかったからよ なんて
聞こえた気がした

若さの中で
呑めば
お互い 譲らず
殴り合いの喧嘩すらしたけれど

それは
お互いを認めた上での
対等な 仲間だったから

あの頃
もっと力があったら
もしや 救えたのかも? なんて
今頃
涙することもある

きっと
僕がそちらへと向かう時には
遅かったな
その分
良い酒と 良い女とを
集めといたからよ なんて
川の縁まで迎えに来てくれるのだろう


100人いた友達は
87人となってしまった

命は永遠だと思ってた若さ
いつの頃からか
全員が

年寄りになれるとは限らないと 知らされた中で

還暦近し
そろそろ 皆
無茶して来た身体は
あれこれと ガタが来る頃だろう

呑んだ帰り際に
毎度

気をつけてな なんて言葉を吐くが
お前もな なんて
返って来る仲間たち

御同輩
皆で
揃って
厄介な でも良い
面倒な でも良い
まずは 年寄りになろう!