時折
どこからか流れて来る音楽に
振り返ることが多くなった今日

そして
そこには
やはり
笑顔の中にも
涙をも連れ回すような風が吹く

すると
また
歌と共に蘇って来た
あの頃という 時間と
あの人という 幻。。。

 



やはり
海外へと出るとね
特に
ひとりでの海外ともなるとね

ましてや
観光地ではない 奥の方の街では
日本人の姿が
パッタリと消えるわけで

すると
あぁ ここでは
僕が 外人なんだ って
異邦人なんだ って
改めて思うわけで

そして
うまいこと伝わらない言葉の中にも
人間同士というものは
目で
手で
そして
顔の表情で会話が出来るわけで。。。

 

 

40年も前の
右も左もわからない
ましてや言葉すらも な
そんな中へと放り出されたアメリカでは

とにかく見るものすべてが新鮮だったわけで
あれもこれもが
大きなカルチャ~ショックだったわけで

そんな中では
いっそ
すべてをそのまんま受け入れようかと
町中を散歩しまくった


数日もすると
何度も顔を合わす 

おじいちゃんが声を掛けて来てくれて
つたない僕の言葉を
なんとか理解しようとしてくれたのが
とても嬉しかったわけで。。。

そんなある日
ちょいと我が家へ って呼ばれてね

すると
リビングには
沢山の写真があって
家族を大切に思う気持ちを教えられた

そんな中に
1枚
軍服姿の写真があってね
これは? って訪ねると

戦争の時の って
大戦の時の って

わずかに顔をゆがめて言った

そう
おじいちゃんは
僕らの国と戦ってたってわけ

しかし
たどたどしい僕の言葉と
解り難いおじいちゃんの発音との中で
確かに
聞き取れたことは

日本を恨んではいない ってことと
悪いのは
人々ではなく

”戦争” というものだと

生まれた場所と
時代が違っておったならば
出会い方は
確実に違っていたはずで

ほら
こうして
キミとも笑って話せるよと 言ったような。。。

そして
本当は
そんな戦いは 必要なかったろうに と

メガネの奥の
深いシワに包まれた さらに奥の
綺麗な青い瞳が
潤んだようにも見えた

子供ながらに

望んだ争いのない社会は

21世紀を迎えながらも

減ることなく進む一方

 

我が我がで生きるから

国境はなくなることなく存在する

アメリカは
ブッシュという悪魔は 更にそれを繰り返し
なんと
それは ノ~ベル平和賞までもらった
オバマまでも。。。

 

そして

更に トランプなる悪魔の出現。。。




15年前
家族を連れ
久々に訪れたアメリカでは
もちろん
そこをと訪ねたけれど

すでに
違う方が住んでおって

おじいちゃんの行方を尋ねた僕に
残念ながら
6年前に他界したと。。。

この国で
家庭を優先してたが為に
またしても遅かった時間が
そこにあったわけで

もう1度
話したかった

あの頃よりは
も少しは伝わるかな 言葉で話したかった

そして今 
手元には
そのおじいちゃんと並んだ
あの日の写真が 1枚
たったの 1枚 笑顔で。。。

そして
僕は まだ
エトランゼのまま。。。