若造が
すんごい無理をし
たあああ~~~っぷりのロ~ンなぞを組み

家族の為に
自分の為に
未来の為に とほざき

土地を買い
家を建て

ここに越して来て
はや27年もが過ぎた

やつとこさ終えたロ~ンを振り返りながら
すでに
あちらこちらが痛み出したこの家を
どないしよおおお~~~? なんて思う今日


この27年で
いつの間にか
周りの風景は変わり

ご近所さんたちも
入れ変わり

良くして下さった
お年寄りたちも
残念ながら先立ち始め

やっと
歩き出したばかりだった長女も
ここへ来てから産まれた次女も

今年 嫁になんて。。。

なんだか
時間ばかりが
先行して過ぎ去る中で

そこへと巻き込まれた今の瞬間を

わずかながらにも大切に思う



東隣には
3軒並んで
戸建ての借家があって

そこの住人たちも
すでに
2~3回は入れ替わっちまったわけで

当時
真ん中のそこには
強面のオジちゃんが1人住まいしておって

毎度
斜に構えた若い衆たちが
出入りしていたわけで

おおお~~~ こわあ~~~ って思ってた矢先

玄関先へと出ると
どこからか
ダンナさん
ダンナさん って呼ぶ声が聞こえて

振り向くと
その強面のオジちゃんが
杖を放り出し
路地にひっくり返っていて

恐々ながら
ど~されました? って訊くと

ここんところ
体調を崩しましてな
転ぶとひとりで起き上がれんのですよ
ちょいと手を貸しておくんなさい? って言われ

はいはい
ど~ぞ って差し伸べた先の腕には
綺麗な刺青が入っておって

それに気付いた僕を察し
あ~
これは若気の至り
生涯背負っていかねばならんもの
ダンナさんたちは
絶対にいかんですぞい

これを背負ってる限り
我々は
カタギには戻れんのですよ って 笑った

そんなことがあった以後
会う度に
その強面は
不思議と優しい笑顔に見えて来てね

いつも
カタギたちにゃ~
すまんことをして来た人生やったな~ と
呟いていた声が忘れられない

そんなある日
早朝から救急車が止まってね
オジちゃん
それっきり。。。

その後
職人さんが入って
若夫婦が入って
今は
新聞屋のお兄ちゃん


時の流れの中で
さまざまな人と出会い

喜び
怒り
語り
別れ な人生


今日
すれ違う人々は
初めてお会いする人々で

それも
ほんの数秒だけの大接近で

その瞬間に
その糸を手繰り寄せないと
2度と会えないかも? な人々なわけで

一期一会とは
これまた良く言ったもんで
一生には
一度しか巡り逢えないのかもしれないと

ならば
そこで
その瞬間に
ビビビッ!! と来た人には

どんな形にせよ
どんな出会いにせよ

なんとかせ~!! と
決断をせ~!! と

2度とそのチャンスは
巡っては来ないから と。。。

特に
異性に対しては ね