青空の下
満開の桜を見たくて
あちらこちらと さ迷ったあげく
やはり
青山かと 青山墓地かと
外苑の駅から 人の波を追いかけた

そこは
さすが! と言えるほど
桜で溢れていて
通りすがる方々は 
皆 笑顔で見上げシャッターを切っていた

これぞ 日本と
多くの外人さんたちに
誇らしくも思いながら




ならば
確か このあたりに
ZUZUが眠っているはずと
これまた 
その広大な墓地をさ迷った

クリスチャンだった彼女は
鳥居教会の共同墓地に眠っていて
そこには
あの 赤い靴のきみちゃんも って聞いて驚いた

それよりも
加藤和彦さんと同じではなかったという現実が
なんだか 感慨深く
見上げた桜は わずかに散り始めて
時の過ぎる早さを
押さえることの出来ない現実が
また 更に
齢を追うごとに痛みすら伴い始めた





あと 何度 桜を見れるのかと
あの日 おばあちゃんは笑ったけれど
なんだか僕らにも
そんな日が訪れたようだ


🎵会えない時間が 愛育てるのさ 🎵 なんて
ひとり 口ずさみながら
人混みの渋谷へと
歩く 道のりだった