もう 
とうに忘れたはずのそれを
まさか
その日に思い出そうとは。。。

一瞬すれ違っただけの車の女性に
はっ とした昨日

すでに
遥か遠い日の記憶の中で
でも
なぜか今日は
他人とは言え
鮮明に現れた
それはそれは 良く似た笑顔

おいおい
今頃マジかよ って苦笑いしながら
それを振り切れずに
入り込んでしまった心

決して
今に不満があるわけではなく
また
まさかの未練があるはずもない

嫌で別れたわけではない
ただただ そんな運命だったような
若さゆえ
意地を張っての背中合わせだったような


今頃
どこかで誰かと
祝っているのだろうか?

それとも
もう 祝う齢ではないと
相変わらず気を張っているのだろうか?

それとも
まさか 虫の知らせ? なんて。。。

でも
それを
確認出来るすべもなく

ただただ
あの日の笑顔と
言葉と
身体とを
ひとり留めたわけで

昨日は
紛れもなく
でも
忘れたはずの日時

1つ年上だった彼女は
やっこさ揃った年齢をまた1つ飛び越し
あの日
”ずるい” って呟いたっけ

そして
あの日の渋谷は
雪混じりの雨だった ってことまで

それは
まるで
映画の中での物語のようだった季節で

忘れられないと思ってはいたが
結局
そんなこと
すっかり忘れちまったわけで

それが
ある日
こうして
なんらかのことに紛れて
ふと 立ち止まる時間

だれもかれも
そんな過去を背負って生きて
でも
そんなもん と
吹っ切って過ごす日々

なのに
たった1つのキ~ワ~ドで
一瞬にして
あの日に連れ去られる心

おかげで
良い青春だったと
今頃 振り返る


ただし
男という生き物は
まことに勝手なもんで

昔の彼女に
もしも
どこかで
再会でもしたならば

何年経とうが
まだ抱けるとすら
思ってるもんで。。。

失礼~