早朝に
LAのアパ~トのドアを
ドンドン ドンドン と大きな音でノックし

 

何事かと
空けてもみると

そこには
オ~トマチックの拳銃を下げた
キミの友人が震えながらつっ立っていて

 

頼む
メキシコに逃がしてくれ
国境の町ティワナまで送ってくれ

 

パスポ~トも
ビザも揃っている

一刻を争う
頼む と言う。。。

 


そんなことが
人生の中で
1度でも起こるはずなどないけれども

 

もし
起こったとしても
キミは
OK~ って
逃走を手伝えるのだろ~か?

 

もしももしも
そんなことが起こったのならば
僕らもまた
フィリップ マ~ロウ のよ~に

 

まあ~待てよ
まずは
コ~ヒ~でも入れるから。。。 と

 

そこから
話を始めねばならない


 

そう
ここんところ
レイモンド チャンドラ~の
ハ~ドボイルドミステリ~に
どっぷりな日々

 

そして
その主人公の探偵
フィリップ マ~ロウ になりきってな時間。。。


 


学生の頃
渋谷公会堂の裏手の

それはそれは
日も当たらない古いアパ~トにいたことがある

 

早朝に
若い女が
僕の部屋のドアをノックした

 

外は雨で
彼女は泥酔状態

 

そ~いえば
数週間前
仲間のひとりが連れてきた女

 

まあ~ともかく中へって
そして
確かに
マ~ロウ のよ~に
コ~ヒ~でも って。。。


ちょいとばかし
いかれてたけれども
そりゃ~綺麗な娘だった な

 

彼女は今
ど~しているのだろう?

 

もしや
今でも
どこかのドアを
早朝から ノックしてるのだろ~か?。。。