憧れたジョンの黄色いデュ~スク~ペは
こんなファ~イ~ストなアジアの島国には届かず

ガキの頃から
とうにアメリカンだったはずの気持ちは
今 50もなかばを過ぎて

もしや
そろそろ
ジャパニ~ズへと戻りつつある今日

 

 

”1962年の夏 あなたはどこにいましたか?”

偶然 点けたTVで
おおお~~~!! って 嬉しくなった

”アメリカン グラフィティ”

もちろん
VHSでも
DVDですらも
すでに持っているわけだけれども

もしかすると
これが
これこそが
僕らの先生だったのかもしれないと。。。

 

 

中学に入った頃
いつも流行りの最先端を行ってた青木くんが
”リ~バイスの501” を履いて来て

おい
これからは これだぞ!! って
僕らの前に立ちはだかった

それまでは
田舎町の洋品店に並ぶ
なんだかわからんけれど
とりあえずジ~ンズだったそれを
誇らしく履いてたもんだったのに

昨日
アメ横でさ
これ
買って来たのさ って

まさかまさかの
ジッパ~ではない
ボタンなる
一見 面倒なそれは
なんとも
輝いて見えたシルエットで

毎度
斜に構えてた僕らには
ガツン!! と頭の中で大きな音がして

あ~
またしても やられた
そして
悔しいが
僕らもあれが欲しい!! って願った

そんなわけで
その週末
そんな 斜に構えた田舎のガキ ご一行さま
上野へ
アメ横へと 向かっていたとさ

カネもないのに

お袋にねだって
いつの間にか手に入れたそれは

こんな年齢となった今でも
クロ~ゼットには山積みとなって

ジ~ンズ = 501 だと
そんな染み付いた身体となった


そんな
アメリカを手に入れると
その後も
次々と
青木くんは
僕らの遥か先を走り続け

確実に
ファッションリ~ダ~となって
僕らは
ただただ 真似をした
 

 

時を同じくして
公開されたこれを
”アメリカン グラフィティ” を

揃いで履いた 501姿の僕らは
有楽町へと向かい

ウルフマン ジャック に憧れ
黄色のデュ~スク~ペ に憧れ
ロ~ラ~スケ~ト と
ロックンロ~ル と
ジュ~クボックス とに

この人生の大半を
やられ続けているってわけだ


その後
青木くんは
高校卒業と同時にサンフランシスコへと渡り
古着の買い付けやら
輸出入の業界へと進み

帰国後
原宿にそんな店を出したけれども
残念ながら
永遠ではなかった ってわけだ。。。



昨今
アメリカは近くなった
そして
ここにいながら
欲しい海の向こうを手に入れることが出来る

しかし
憧れた60年代
そして70年代のアメリカはそこにはなく

でも
僕ら世代は
やはり
大事に大事に憧れた
あの日のアメリカを
まだまだ 追い掛け続け

こんな
ちょっとしたきっかけとなるカギが
そこに
目の前に現れた瞬間

すべてが
色褪せず残った心の中へと
引っ張り込まれるってわけで

そして
笑顔は
あの頃以上のものとなって
良い季節だったと
良い時代だったと

誇らしく
キミらに
こ~して
伝え続ける ってわけだ




尚も
いつぞやか
あの
黄色いデュ~スク~ペをと

そして
カ~トが憧れた
白いサンダ~バ~ドの金髪女性も だなんて

時を越え
僕らの憧れは
果てしなく続くわけで。。。

” Where were you in '62? ”

僕らは
確かに
ギリギリ
なんとか
この世に
生は
受けてはいた
けれども。。。

THX138