時折
落書きの
画材を買い求めるべく出掛ける
新宿の世界堂

そこまで来ると
目と鼻の先
素通り出来るはずもなく
一礼をして 手を合わせる

墓石には
渥美清 とも
寅さん ともなく 
本名の 田所康雄 とだけ刻まれ 
気付かれることなく
ビルに囲まれた影に
ひっそり佇む

また参りました とだけ 呟くと

あんたね
時折 こうして来るけれど
さっさと お帰んなさい
ここは 渥美清の墓ではなく
ましてや 寅の墓でもないと。。。

毎度
そんな言葉が聞こえた気になるけれども

勘弁しておくんなさい
また参ります とだけ告げ
その場を後にする

今ではもう
こんなことしか出来ないからと
ここでしか届かないからと
謝りながら。。。

さて
明日は
寅さんサミット!