チャンスは
例の一件後
カミさんからＯＫが出てすぐに
直接
ブリ～ダ～さんのところから譲っていただいたもの
しかし
この
トトってやつは
様々な要因が加わって
偶然 我が家へとやって来たやつで
まさか
そいつが
こんなにも大切な相棒になるとは。。。
チャンスが３歳を迎えた頃
ちょいと寄り込んだペットショップのマスタ～と長話となり
ならば
１度 子供を取ってみたら？ ってアドバイスを頂いた
始めはその気はなかったけれども
この人生
１度くらいは犬くんの出産も経験してみたいよな ってことで
そこへと交配をお願いした
すると
相手はチャンピオン犬の血を引く
なんとか っちゅ～犬くんだから
少しばかりの費用が掛かりますけれども
まあ～
生まれてくる子犬たちを
ウチで委託販売させていただければ
収支的には
そこそこのお小遣いにもなりますよ ってなあ～
甘い言葉に乗っかってしまった
その後
順調に出産を終え
いや
初産ってことと
また
僕らが手馴れてなかったもんで
５匹中
２匹を死産としてしまい
あ～ って嘆いたもんだった
でも
さすがにチャンピオンの。。。 って血を引く子犬たちは
それはそれは綺麗な子で
その３匹は順調に育ち
そろそろ
そのショップに委託せねば って頃になり
予定ど～りお願いした
ショップのマスタ～も
ちょ～ど
急にＴＶのＣＭに出はじめた コ～ギ～人気と重なって
この子たちなら
すぐに行き先が決まりますよ って微笑んだ
その後
１週間
２週間
３週間 と過ぎ
もちろん
その子たちは行くべきところに行き
ならばそろそろ
その費用を って尋ねて驚いた
すいません
カクカクシカジカで
今
オカネがない
また
バブルが弾けた影響で
大きな負債を抱えちまっている と
尚も
この店そのものの存在すら危ないとまで
言い出す始末
もしも
もしも
出来ることならば
ここに残るお好きな犬を
代わりに好きなだけ持って行ってかまわない ってまで言い出し
あ～あ～ 騙された ってことよりも
当初
悪気はなかったはずだと 思いたかった
そんなもんいらん！！ と跳ね返したかったけれども
その店のウインドウの中を覗くと
ちょいとばかし大きく育ってしまったシェルティがいてさ
また
そいつが
連れてって！！ って叫んでいるかのよ～で
可愛かったんだよな
でも
まさかそんなこと
ひとりで決めるわけにはいかないもんで
翌日
そこにいた次女を連れ出し
その店の中で
あれこれの犬くんを見せ
彼女に選ばせた
それが
僕の中での犬くんと一緒だったもんだから
ＯＫ
これ１匹だけ 連れてくよ って
マスタ～に怒りながら
でもでも
だっこして微笑む次女の姿の中で
許しちまった僕
そう
そのときには
まだまだ
カミさんたちには
一言も告げてなかったもんだから
帰宅後
大騒ぎとなりながも
長女も
息子も
そりゃあ～嬉しそ～な顔をした
そんなことがあった翌週
その店は閉鎖となり
２度と
そのマスタ～の顔を見ることは出来なくなった
早いもんで
あれから １４年にもなろ～としている今日
いつの間にか
我が家の宝物となった彼女もまた
旅だってしまった
いつか
どこかに
こんなエピソ～ドを書き残して置こうかと思いつつ
それが
今になってしまった
さて
僕らは
まだまだ
先を急がねばならない。。。
