もちろん
最近では
そんなことあるはずもないけれど

結婚前は
確かにあったよね

昔の彼女に
街でバッタリ ってこと

すると
一瞬 息が止まるよね

でも
まさか
無視なんて出来るはずもなく

やあ~ とか
元気? なんて声を掛けてみたりとね

そこで
うん とかうなづいてくれたもんにゃ
なんだか救われた気分にもなるよね

でも
それはそれ
終わった仲は
も~2度と元へは戻らない
戻してはいけない ってこと
お互いがわかってるからね

1度
話しときたいことがあってね
そこの喫茶店で
お茶でも? ってことがあったよね

そこで
ホット って頼んだら
あら
コ~ヒ~ 飲めるよ~になったのね? って言われて

あ~ しまった って。。。

一瞬で
あの日へと連れ戻されたんだよね


彼女がバイトしてた喫茶店へと出向いてね
嫌いだったのに
ホット って頼んで

でも
砂糖とミルクとを山のよ~に入れてさ
笑われたのを覚えてる

なんで
紅茶って言わなかったのか? って
まるで
今の自分を見せたかったかのよ~なでね
話しを誤魔化したんだよね

笑顔は良いよね
いっつもそこで
微笑んでいて欲しいと思うもんね

でも
それは出来ない

時間は流れ
お互いの立場は変わり
周りの仲間も
風景も
匂いも
空気も
あれもこれもが変わっちまうんだよな

コ~ヒ~
今は大好きでね
砂糖にミルクを入れてたあの頃とは違って
ブラックで
その都度 手で豆を挽く
香り優先な選び方になったんだよな

大人になったよな。。。

 

 

♪ 昔 アラブの偉いお坊さんが
   恋を忘れた あわれな男に
  しびれるよ~な 香りいっぱいの
   琥珀色した 飲み物を 教えてあげました。。。 ♪

コ~ヒ~にまつわる 笑い話の中でさ
良くあるのが ウインナ~コ~ヒ~

田舎町の喫茶店なんかで注文したら
マジに 
ウインナ~が入ってた~ って。。。

チョットばかし 
ウソっぽい話

でね
僕らも 
それを
たくらんだことがあって。。。

学生の頃
とある渋谷の 
パブのよ~な喫茶店
マスタ~が急用で とかって
1週間だけ 
仲間と2人で 頼まれたバイト

しめた!! ってわけで

わざと 
ウインナ~コ~ヒ~なんて
手書きのメニュ~を壁張りにして
皮付きウインナ~を仕込んどいて

シャレのわかりそ~な
気弱そ~な
怒っても怖くなさそ~な
そんなお客さんが 
そいつを注文してくれる時を
楽しそ~に 待ち構えた。。。


へたくそな
壁張りのメニュ~の文字に
飛びついてくれたのは
3日目だったか? 
4日目だったか?。。。

気弱そ~な 
20代のサラリ~マン

その日がと~と~来た!! って 思って
2人で 微笑んだ!!

「待ち人 来たる!!」

ハハハ。。。そんな心境の中

で。。。
いきなりウインナ~を
コ~ヒ~の中に沈めちゃうと
チョットな~? な。。。

意外に
いざとなると
気弱な2人。。。

コ~ヒ~本体は
クリ~ムをのせて
本当に 
ウインナ~コ~ヒ~として

受け皿の方に 
ウインナ~を2本
そ~っと 置いて 出してみた。。。

あれ?
困った?

だって 無言。。。

全部 たいらげた

あ~あ
あれからず~っと 僕らの心の中に残り
彼の心境を聞く術もなく
四半世紀が過ぎた

僕らは
彼の
ウインナ~コ~ヒ~感を 
もしやもしや?
変えてしまったのだろ~か?

いやいや
逆に馬鹿にされたのだろ~か?

いまだに 答えがわからない。。。

でもさ~
子供の悪戯だったから~~~!!
「皮付き」 だったし~~~!!

アハハハ。。。

あれ?
本当の名称は
ウインナ~ じゃなくて
ウインナ  だったの~?

ま~ 
どっちでも エエやん!!